税理士事務所に勤めている税理士受験生は多いです。
税理士試験は1科目ずつ科目合格して行って5科目に合格すれば税理士になれます。
1科目合格すると給料はどうなるのか気になるところですよね。
私自身がずっと働きながら税理士試験を受験していたので経験を交えて書いてみます。
給料が上がるかどうかは、事務所によりますがそれを当てにするよりも早く5科目合格を目指した方がいいです。
税理士事務所の給料は安い
よく言われるのですが、税理士事務所の給料は安いです。
離職率も非常に高いのですが給料の安さも原因の一つでしょうね。
税理士事務所は税理士受験生が多く、見習いのように考えている経営者が多いのです。実務を教えてやっている、と考えているので給料も安いんですよね。。
税理士になるためには2年間の実務経験が必要です。給料が安くても実務経験のためには耐えるしかありません。
税理士事務所は所長次第
大部分の税理士事務所はなにもかもが所長次第です！
所長がいいといえばいいし、ダメといえばダメ。本当に黒が白になることもあるくらいです。
当然、給料もそうです。
給与規定なんかなくて、ある日突然「そろそろ5,000円上げるか」とか「1万円下げる」とか言われます。
本当に理不尽なこともありますよ。
約束していたことを一方的に反故にしたりなんてことも経験しました。それまでは「いい先生」だと思っていたのに平気でヒドイことをしてきたりしますからね。。。
定期昇給を手当てにしたり（手当てだと減ることがあり得る）とか。
事務所第一なのは仕方ないのですが、あまりにも従業員のことを考えていないのです！業績が悪くなってくると従業員に不利になるようなことを平気でやります。
勤務時代の給与
最初の税理士事務所
私が税理士業界に入ったのは23歳のとき。
簿記3級しか持っておらずまったくの未経験でした。
そのときで基本給が18万円くらい。なんだかんだで手当てがついて総支給で20万円くらいでしたかね。
賞与は年2回で金額は決まっていませんでした。。。所長の独断で決められていたのです。20万円のときもあれば5万円のときもありました。3年ほど勤めましたが賞与の金額は毎回違っていて基準もなかったです。
その事務所は保険の代理店をやっており、お客様が保険に加入してくれると従業員に歩合が支給されます。ちょうど私の前任者が勧めていた保険に入っていただいた方がいて、私に歩合が支給されました。月13,000円くらいだったので大きかったです。（前任者が辞めてしまったので私に支給されました）
このときに消費税法に合格しました。
科目手当てがあって1科目5,000円です。どの科目でも5,000円で、5科目合格したからといって特別何かあるわけでもありませんでした。
賞与は少なかったけど、歩合で稼ごうと思えば稼げる環境でした。
科目手当てがない事務所
何度か転職しているのですが、科目手当てが一切ない事務所もありました。
何科目合格していても関係なし。科目合格は給与にまっったく反映されないのです。ただ、その事務所は賞与が年3回あり毎回1.5か月分くらいは出ていたので年収としては最初の事務所よりも多かったですね。
この事務所は20人くらいだったのですが、本気で税理士受験しているのは3人くらいしかいませんでした。ほぼ全員が受験はしているのですがまったく勉強していないような感じ。
科目手当てがないから、という理由ではないでしょうが本気度がなく緊張感もない感じ。。。
この事務所は歩合がまったくありませんでした。
お客様が保険に加入しても歩合はなし。
新規のお客様を獲得しても担当する会社が増えても何もなし。
その分、賞与は多かったです。
まとめ
税理士事務所は本当に所長次第ですし、その事務所によって特色がまったく違います。高給は望めないので給料よりも勉強できる環境を重視すべきです。
苦労して科目合格してもたかが5,000円くらいしか上がりません。
それよりも早く試験合格して他の選択肢を探した方がいい！大手の税理士法人などに行けば給料は上がるでしょうし、独立すれば自分次第でいくらでも稼げる。
勤務しているうちは科目手当てなどを当てにせずに「合格すること」を第一に考えましょう！
早く5科目合格した方がいい！
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