「112日間のママ」の感想。ガンの大変さはわかるけどガン闘病の詳細がもう少しあれば

「112日間のママ」を読んでみました。
正直、この本を読むなら「ママが生きた証」の方が参考になる部分が多いです。
ガンになった時のことを考えるのなら112日間のママは参考にならない印象です。

ここ最近ガンに関する本を読んでいますが、
112日間のママはちょっと現実感がないような印象を受けました。
ガンの大変さは伝わってくるのですが、闘病の大変さをもう少し詳細に書いてあると良かったかなぁと感じます。

参考にしたいなら「ママが生きた証」の方がいいかもしれませんね。

112日間のママの本

112日間の感想は現実感がない感じ

「112日間のママ」を読んでみました。
感想を一言で言うと現実感がない、です。

著者がキャスターということが影響しているのかもしれませんね。
有名なタレントさんから声をかけてもらったり、電話をもらったり。。
キャスターさんですから普段からタレントさんと付き合いがあるのでしょう。
それのせいか「現実感」が感じられないんですよね。

著者もキャスターで仕事が休めなかったということもあるのでしょうが、
ガンと闘っていく過程での苦悩などがあまり伝わってきませんでした。

何に悩み、何を考え、どうやって決断したのか。

このあたりが薄く感じてしまいました。
仕事が忙しかったことが原因だと思うのですが、仕事の記述が多く夫婦のやり取りについて書かれていることが少ないのです。

112日間の子育てなどについてももう少し詳細に書いてあるといいなぁと感じます。

実際にガンになった奥さんの心境、考えなどが全く書かれていないんですよね。
ガンになったら誰だって恐怖を感じるでしょうし悩むことだってたくさんあるはず。
そのあたりの記述がもっと書かれているとよかったなぁという印象。

健さんが、私が死ぬことを前提に考えていることが、すごく悔しい

奥さんはこのような日記を残していたようですが、
このあたりの悩みなどを掘り下げて書いてあるとよかったですね。
「112日間のママ」は同じような境遇の方が読むこともあるでしょうが「自分とは違う」と思われてしまう部分もあるのかなと。。

病院の看板

奥さんと語り合うシーンが極端に少ないような気がしました。
このような状況になっても仕事をしていたというのはすごい精神力だと思います。
奥さんに普段の自分を見せてあげようとしていたのでしょう。

実際は奥さんとたくさん話をしているのでしょう。
あえてなのかわかりませんが夫婦の会話などの記述が少ないですね。

自分だったらこのような対応はできないかもしれない・・・。
妻に「いつも通り仕事して」と言われてもできる自信がないです。
キャスターという仕事柄もあるのでしょうがプロ意識を感じました。

奥さんと過ごす時間が少なかったんだろうな・・・と思うとかわいそうというか悲しい気持ちにもなります。
辛い立場だったのでしょう。

112日間のママ、なんて悲しいタイトル。。
非難的な感想になってしまったかもしれませんが、もう少し詳細を書いて欲しかったなぁと思います。
辛い体験を本にすることは、本当に大変だろうなと思います。
想像もできません。。

でも、、、テレビの人のお話、という感じがしてしまって現実感がない印象です。

ガン闘病記のオススメ本

ママがガンになる、という本を他にも読んでいます。
最近読んだのは、「娘はまだ6歳、妻が乳がんになった」と「ママが生きた証」です。

現実感がある闘病記

「娘はまだ6歳、妻が乳がんになった」は非常に現実感があります。
著者が自分のことをダメ夫と言っているくらい。
治療にかかるお金の不安なども書かれていて、自分と重ね合わせることができます。
112日間のママのようにタレントさんとかは出てきません。
一般人がガンになった時のことがよくわかります。

自分のパートナーがガンになったら、を考えるのにオススメの本です。

関連等身大の現実的な闘病記。「娘はまだ6歳、妻が乳がんになった」

ガンになったときの苦悩がわかる

「ママが生きた証」はガン闘病の苦悩がよくわかります。
私が読んだ本の中では闘病について一番詳細に書かれています
何に悩み、どうやって決断したのか、が細かく書かれていて非常に参考になります。

ガンになったママの心境が一番伝わってくる本です。

関連【ママが生きた証】選べない問題をどう決断するかを考えておく

こちらはママ目線で書かれていることも多く112日間のママよりも母親としての心境が書かれています。

まとめ

112日間のママ、についてはちょっと批判的な感想になってしまいました。
あくまで本に対する感想であって著者に対する批判ではありません。。

今までこのような本を避けていました。
ガンになるって怖いことですから、考えたくなかったんですよね。
ただ、嫌なことから逃げてばかりいても仕方ありません。

実際に自分がガンになったときのことを逃げて考えておかないのはいけません。
子供がいる場合は特にです。

未読な方は是非読んでみてください。

こちらの本も参考になる部分が多かったです。

関連今を生きる大切さを実感出来る。「未来のことは未来の私にまかせよう」

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私も使っていますがすごいコスパいいですよ。

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