子供を褒めないのではなく褒め方が大切。「ほめると子どもはダメになる」

最近は長男がわがままになってきて怒ることが多くなってきました。
子供に怒るのは良くない、ほめるべきという本が多いです。
そんな中「ほめると子どもはダメになる」という本を読んでみました。

子供はほめるべき、の本が多い中あえてほめるべきでない、という本。
納得できる部分も多かったです。

子育てに悩んでいる方は一度読んでみるといいですよ。

ほめると子どもはダメになる

友達のような親子って本当にいいの?

私の世代ではあまりないと思うのですが、親と友達のような感覚で付き合っている親子もいますよね。私は自分と親と友達感覚なんてとても無理ですのでどのような関係なのかよく理解できません。

テレビなどでたまにやっていますけど、「どんな親がいいですか?」というものに対して「友達のような親」が必ず出てきます。

これって本当にいいことなのでしょうか?

私が学生の頃は親に話していないこととかたくさんありました。
「友達のような親子」だとそのようなこともないのでしょう。
自分に子供が生まれてからは親ともよく会話するようにもなりましたが、それまでは何か用事がない限りは連絡することもなかったです。
「友達のような親子」だと子供の方から進んで、今日はこんなことがあったということを話しているのでしょうね。。。

親離れや子離れって必要ないのでしょうかね。。。

友達のような関係、ということはお互いに良い関係を続けていきたいですから嫌われるようなことはしないし、怒ったり反論しあったりすることもないでしょう。

親からすれば、自分の言うことをよく聞いて素直でなんでも話してくれる子供はありがたいですよね。子供から見てもなんでも相談できるし困ったらすぐに助けてくれる親の存在はありがたいでしょう。

でも、私は親子で友達って違うような気がします。

親は子供を自立できるようにしなければいけないでしょう。
そのために厳しいことを言うし、嫌われるかもなんて考えません。
怒るべきときには怒らないといけません。

おもちゃの車の列

ほめることが本当にいいのか?

本屋さんに行くと子育て本のコーナーを見るのですが、
大抵が「子供を褒めよう」「怒らない子育て」のようなタイトルです。
ほめることを勧めているのです。

私は親に怒られて育てられてきたので、逆に自分の子供には怒りたくないと考えていました。怒られて育ったので親を友達のようには見ることができません。自分の子供と友達のような関係になりたいとは思わないけど、怒ってばかりも嫌だなと。

よく、子供の自己肯定感のためにもほめることが大切だと言われます。

ところが最近読んだこちらの本では違うことが書かれています。

「ほめると子どもはダメになる」です。
ほめることがいいことだ、という本が多い中でこのタイトルは目を引きますよね。

タイトルだけ見ると「ほめてはいけない」ように感じられますが、そうは書いていません。

ほめないのではなく「ほめ方」が大切

面白いのは、「頭が良いね」と褒められるよりも「頑張ったね」と褒められた方がチャレンジ精神があったということ。

「頑張り=努力」をほめると、努力する人間だという期待を裏切りたくないという思いに駆られ、つぎももっと努力している姿を見せなくてはということで、チャレンジしがいのある難しい課題を選ぶ。

「頭の良さ=能力」をほめると、自分の能力の高さに対する期待を裏切りたくないという思いに縛られ、もし期待を裏切ったらどうしようという不安に駆られて、確実に成功しそうな易しい課題を選ぶ。

同じほめるにも、頑張りをほめた方がその後のチャレンジ精神に関わってくるということです。

ほめ方が大切だということですね。

大切なのは子供を想う気持ち

親であれば誰だって子供は可愛いと思いますよね。
いうことを聞かないときとか、おもちゃを片付けなかったりしたらイライラすることもあるけど、やっぱり子供は可愛い。子供のことを真剣に考えていない親なんていません。

子育てについて悩むことは多いのですが、「子供を大切に思う気持ち」があればそれが子供にも伝わるでしょう。
結局は、ちゃんと子供と向き合って手を抜かずに、正しいと思うことを伝え続けていくことしかないのかなぁとも感じました。

模範的な子育てをしようなどと思う必要はまったくないのであって、自分流でよい。子育ては毎日が試行錯誤だ。気持ちがちゃんと子どもに向いていれば、どんな対応であっても、ときには感情的に叱って気まずいことになっても、すぐに修復できるし、気持ちは通じるものである。

まさにその通りだなぁと。

まとめ

ほめるべき、ほめない方がいい、と子育てには色々な主張があります。
どれが正しいというのはないので、自分が正しいと思うことを手を抜かずに子供と向き合ってやっていくしかないな、と感じました。

子供とちゃんと向き合っているか、が大切なんですね。

ほめるべきという本が多い中、「ほめるとダメになる」というタイトルは目を引きます。
逆をいく本も一度読んでみるといいですよ!

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