経営において「まだ本気だしてない」「もっとやれるはず」は危険。撤退時期の見極めが重要。

会社を経営していると必ず苦しい時期があります。
どこまで頑張るのか、どこまでやれるのかの見極めをすることが必要です。

2014-08-23 22.45.39

厳しい状況なのに事業拡大しか考えていないと破たんに向かってしまう

業績が悪いのに売上を伸ばすために広告宣伝費を増やしたり、新たに出店したりして資金繰りが悪くなる
ケースがあります。
売上を伸ばすために広告を出すというのはおかしいことではないのですが、状況にもよります。

資金繰りが悪く銀行からの借入ができず、消費者金融やサラ金からしか借りられない状況なのに
広告宣伝費を増やしている場合ではありません。
そのような状況のときは、事務所を家賃の安いところに引っ越したり、赤字店舗を閉鎖して撤退を考えるべきです。

破たんに向かう会社に限って、撤退・事業縮小ということを考えません。
見栄なのか社長の視点がずれてしまっているのか・・・

夢を持って頑張ることは大切だが、現実を見る冷静さも必要

会社の数字は正直です。
売上、利益、資金繰りなどの数字はすべて社長の成績なのです。

たくさん稼いで会社を大きくしたいという夢を持つことは必要です。
でも、いつまでも夢を見るばかりではなく現実を見なければいけません。
資金繰りが苦しく、消費者金融やサラ金から借りているような状況では
会社を大きくするどころではありません。
こういう社長に限って、「もっと売上を伸ばせるはず」「もっと従業員は働けるはず」「まだやれる」と思っています。
税理士がいくらアドバイスしても聞く耳を持ちません。
「支出を減らすために事業縮小しましょう」といっても、「いやいやまだやれる」としか言いません。

社長は夢を見ることも必要ですが、現実を冷静に見て撤退を判断できる決断力も必要です。
一時的に落ち込んでも将来的により大きく成功できればいいわけです。
撤退は恥ずかしいことではありません。

【編集後記】
月末になると何だか忙しくなります。
締切に追われているようでいやですね。
スケジュールは余裕をもっているはずなんですが・・・

【イクメン日記】
明日は長男の幼稚園の説明会。
どちらにしようか迷っている幼稚園が2つありますが、
その2つとも説明会が明日なんです。
わざとかぶせてきてるのかな?

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