消費税の納税は大変です。
本来、消費税は預かっているお金なので納税ができるはず、というのが国の言い分です。
実際はお金に色がついているわけではないので、普段の資金繰りに使ってしまいますよね。
納税時に困らない様に普段の備えが大切です。
税金の滞納で一番多いのが消費税です。
8%になってさらに納税が大変になりますから
納税対策が必要です。
消費税の納税は大変!
消費税を納税しているのは誰でしょうか?
負担しているのは、消費者です。
実際に納税しているのは、事業者です。
どういうことかというと、
例えば、みなさんがコンビニで飲み物を買うとします。
100円だと消費税8%で合計108円を支払います。
コンビニでは、100円が売上で8円は預かっている状態なのです。
コンビニは、この預かった8円を税務署に納税するのです。
8円を負担しているのは消費者ですが納税しているのはコンビニです。
でも、大抵は預かっているという認識はないのですべてが
運転資金になってしまったりするのです。
消費税は赤字でも発生する可能性があります。
赤字ということはお金が無くなっているわけですから、その分預かっている消費税も使ってしまうのです。
結果として、納税の際にお金がない、という事態になります。
納税に困らない様に
では、納税に困らないようにするためにはどうすればよいのでしょうか。
積立をする
「納税資金の積立をお願いします!」 という国税庁のチラシがあるくらいです。
毎月少しずつ積み立てておけば納税のときに慌てることもありません。
年2回に分割して支払う
消費税は原則として年に1回だけまとめて納税します。
年1回なので金額が大きくなり支払うのが大変になります。
最近、「任意の中間申告制度」ができました。
これは税務署に届出をすることで、
年1回ではなく半年に1度支払をすることができるようになる制度です。
年2回に分割して支払うことになりますので、1回の支払額は少なくなります。
資金繰りに消費税の支払いも予定しておく
経理をしっかりやるようにして、毎月毎月納税額がどれくらいになるのかを
把握することが必要です。
その上で資金繰りの予定を立てるようにしましょう。
消費税の節税を考える方もいると思いますが、簡単ではありません。
仮に納税を50万円減らしたいとすると、625万円も経費を使わなければなりません。
625万円×8%で50万円となるからです。
5%から8%になって価格転嫁できず自腹をきっている場合もあります。
今は何とか納税資金を捻出できていても10%になったら払えないケースが増えるでしょう。
そうならないためにもしっかりと納税対策をしておきましょう。
まとめ
消費税の納税って本当に大変です。
何と言っても節税が難しいですよね。。。
100万円の経費を使っても消費税は8%の8万円しか減りません。。。
納税を前提にしっかりと準備しておくことが大切です。
一番良いのは毎月の売上の8%を積み立てておくことです。
これなら間違いありません。
ただ、これを実際にやるのはものすごく大変です。
頑張って粗利の8%くらいは納税資金として準備しておきましょう!
どうしても納税が厳しい場合でもほったらかしはダメです。
ちゃんと税務署に相談しましょう。
個別相談になりますが、分割支払なども可能ですよ。
参考記事
税金が払えないときはどうする?ほったらかしは絶対ダメ!
無借金経営は本当に良い?借入は悪い事ばかりじゃない!メリットもある
【編集後記】
半年が終わりました。
半年というかここ一か月ほどで以前の自分とは大分変りました。
セミナーに行ってみたり、懇親会に参加したりブログを始めたり。
ほんの一か月前の自分からは想像できないくらいの変化です。
これも行動を起こした結果だと思いますので、これからもどんどん行動していきたいと思います