小説「残穢」(ざんえ)の感想。ゾクゾクくる怖さ!でもちょっと物足りない

小説の「残穢」を読みました。ゾクゾクする怖さです!
ただもうちょっと怖さがあるとより楽しめたかも。

「残穢」は映画でもやっていますね。
気なっていたので小説を買って読んでみました。

感想などを書いてみます。

ネタバレもありますのでご注意ください。

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「残穢」とは

「残穢」というのは小野不由美さんの小説です。
最近になって映画化されて話題となっていますね!
もともとは2012年に発売され、2015年に文庫化されています。

内容は、ホラーです。
私はホラーが好きで結構読んでいます。
クリムゾンの迷宮、天使の囀り、黒い家、ビンゴなんかがお気に入り。
(これ記事にしよう!!)

小野不由美さんの作品は「屍鬼」も読んでいます。
この「屍鬼」も好きで何度も読み返していますよ!

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「残穢」はゾクゾクする怖さ

小説の「残穢」は読む前からホラーということがわかっています。
しかもタイトルの「残穢」というところから何とな〜くどんなホラーなのかも想像できますよね・・・

「穢」は、けがれる・汚れるという意味があるようです。
これに「残」が付いているので、けがれが残るということです。。。。

(以下、ネタバレありますので注意してください。

 

残穢の内容は

まぁ幽霊というか亡霊というか怨霊といいますか、そんなものの話です。

あるマンションの部屋で誰もいるはずがないのに、音がする・・・
しかもそれはその部屋だけじゃなくて他の部屋も。
さらにはそのマンションだけでなく近隣のマンションでも!

住民が次々に短期で引っ越し、さらに引越し先でも同じように音が聞こえて。。。
さらには自殺者も・・・

で、音がする部屋に住んでいた人が原因を探っていく、という内容です。

得体の知れないものは怖い!

「怖い」というのもいろいろありますよね。

昔でいえば13日の金曜日のジェイソンとか、フレディのような化け物が出てくるものも怖いです。大ヒットしたバイオハザードもゾンビという化け物が怖いわけです。このあたりは「化け物」が怖い。

人間が怖い、という話もあります。
小説の「黒い家」とか。私がハマっているウォーキングデッドもそうです。ゾンビものですがゾンビよりも生き残った人間たちのドラマという感じ。人間の醜さなんかも描かれています。

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「化け物」とか「人間」のように実体があるものはまだマシ?です。
幽霊とかって実体がないのですごく怖いですよね・・・
何かがいる気配がするけど見えない、、、ってすごく怖い。

この「残穢」もそのような怖さです。
何かがいる、何かの気配がする、だけど見えない。。。。
読んでいてゾクゾクします!

感染する怖さ!

ホラー映画でヒットしたものに、「リング」「呪怨」がありますよね。
これらもすごく怖かったのですが、その怖さの理由は感染です。

リングはビデオを見たものが死ぬ、他人にそのビデオを見せれば助かるみたいな。
呪怨は「その家」に関わったものが死ぬ、といった感じ。

「残穢」も似たようなところがあります。
その部屋・その場所に触れたものは感染し、引越ししても・・・

全く関係ないと思われるところでまた同じ現象が起きる、これが怖いです!

まとめ

あまり書くとどんどんネタバレして内容を書いてしまいそうなのでこの辺で。
ゾクゾクしながら読めます。
ただ、最後はちょっと物足りないかなぁといった感じ。
もう少し何かあってもよかったかも。

映画はまだ見ていないので、これがどういう風に映像になっているのか気になります。
近々見てみようかと考えています。。

 

おまけ(ネタバレ含む)

気になる方もいると思いますのでもうちょっとネタバレ。

部屋に幽霊みたいなものがいる、しかもその部屋だけでなく近隣にも。。。
短期間で引越しする人があまりにも多すぎる。
ということで、昔、その一帯で何かあったのではないかと調べていくわけです。

調べるとその地で自殺した人がいることがわかる。
でも、それだけでは説明できないことが多く・・・さらにその地を調べてみるが何もない。

結局は、他の場所で起きた凄惨な出来事がその地に移ってきた、と。
元凶となる大元の場所があったんですね。
その元凶に触れたものが拡散していって、それに触れたものは・・・
穢れが残る、「残穢」。

で、調べていた主人公にも! と思っていたら何もなく終わり。
これが物足りなさの理由です。

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