社長は会社の数字に興味をもちましょう。自分で会計処理をしてみるのもおすすめです。

10月決算の申告も終わりようやく落ち着きました。

2014-12-25 21.36.05

何でも他人任せの社長もいる

以前勤めていた税理士事務所で担当していた会社に何でも他人まかせにしてしまう社長がいました。
決算の打ち合わせなどをしても「全部まかせるので良いようにしてください」というのです。
この利益だと税金はこれくらいになります、と言っても興味がないのです。
興味がないというか、会社を成長させようという意欲がないのです。
とにかく税務署に目を付けられないように、銀行から何か言われないように、しか考えてないのです。
一度、消費税が200万円くらい還付になったことがあります。
それを社長に伝えると、「それは困る。還付だと税務調査があるかもしれないから」と。
「売上を5,000万円くらいたてれば少し納税になりますよね?」 とも。。。。
さすがにそのときはボス(所長)が説得してちゃんと申告しました。

この会社も10月決算だったのでふと思い出してしまいました。
今はどうしているのかわかりません。

会社をつぶさないためにも社長は自社の数字に興味をもちましょう

意外と自社の数字をわかっていない社長が多いです。
「ウチの去年の売上っていくらでしたっけ?」という問い合わせがくることもあります。。。
お金が回っていればいい、という感じなのでしょうね。

会社を潰さないためにも社長は自社の数字に興味を持つようにしましょう。
・一ヶ月の売上
・一ヶ月の仕入
・一ヶ月の人件費
・一ヶ月の経費
・一ヶ月の利益
・一ヶ月に必要なお金(いくらお金があればまわるのか)
最低限これくらいは把握しておきましょう。

いきなり試算表をみても難しい、まずは興味をもつことから

いきなり試算表をみてもわからないと思います。
まずは興味をもつことが大切です。
経理や税理士に売上がいくらなのか利益がどれくらいなのか、お金は足りているのか
いくら必要なのかを聞いてみましょう。

自分で会計処理をしてみると数字がわかるようになってくる

私のクライアントに社長自ら会計ソフトに入力している方がいます。
社長と奥さんの二人の会社です。
はじめはまったくわからなかったけど2、3ヶ月続けたら数字が大体わかるようになってきました。
売上がどれくらいなら利益がでるのか、いくらお金が必要なのか がすぐに答えられるようになりました。
自分で会計処理をしてみると数字がわかるようになってきます。
時間があるなら是非やってみましょう。
ただ、この社長は経理にはまってしまって少しのずれも気になってしまうようになり
かなりの時間をかけて毎月チェックしています。
社長がここまでやってしまうと逆にマイナスです。
社長の仕事は利益をあげることですからね。

まったく数字がわからないという社長は一度会計処理をやってみるのもおすすめです。
はまりすぎないように注意が必要ですが。。

【編集後記】
年末調整、決算も終わりようやく落ち着きました。
明日は今年のやり残しがないようにもう一度確認します。

【イクメン日記】
サンタさんからのプレゼントがよっぽど嬉しかったみたいです。
ずっと「サンタさんが来てくれた」と叫んでます。